4/28終活サロン

4月28日に終活サロンを開催しました。前半は、初めて終活について考えてみようという方に向けたお話をする予定でしたが、参加者がいらっしゃらなかったので、後半は、既に終活についてのお話をした方々に、2月に受講した相続登記・遺言についてのセミナーのお話をしました。

不動産の相続登記が今年4月から義務化されたことや、公正証書遺言のこと、相続土地国庫帰属制度が昨年から始まっているということなどがその内容です。私も知らないことがあり、こうしたセミナーへの参加は本当に勉強になります。

疑問が提示されたのは、遺言についてでした。公正証書遺言は、お金はかかりますし、証人2人が必要ですから、その内容を知られてしまいますが、確実に遺言者の気持ちを書き残すことができます。しかし、遺言をのこしていても、家族や親族が気づかず、遺志が尊重されないことがあるのではないか。証人は相続人以外がなるわけですから、ご家族にとっては、全く知らない人の可能性もあります。

しかし、そのために、エンディングノートが役立つと思います。もちろん、遺言の存在をご家族に、はっきり伝えておくことが確実ですが、それでも、エンディングノートなどに、遺言の存在や、もし亡くなった時の連絡先に証人の方の名前を書いておけば、必ず、遺志が明らかになるはずです。エンディングノートは、自分のためのノートでもあります。